今日のひとこと
40代の人が新卒の頃や20代の頃のキャリアを振り返るのって案外難しいですよね。
わたしはタイトル通り転職を3回しているのですが、以前制作した職務経歴書やそのデータはすべて保管しています。
保管していた職務経歴をベースに、つど「あのときこんなことに気づいた」「あのときこんなことを学んだ」と棚卸していくのですが、このベースもなくすべてゼロから振り返ろうと思うとけっこうキツいですよね。
転職3回していてよかったかもしれません。。。
はじめに
転職活動の際、応募書類の作成や面接対策の前に必ず行なっておきたいことがあります。
それはキャリアの棚卸です。
キャリアの棚卸とは、これまでの職歴や実績などを振り返り、どのようなことをしてきたのか確認する作業になります。
特に40代の転職希望者の場合、他者とは異なる魅力あふれるアピールポイントを明確にするため、とても有効な作業となります。
では、より具体的にキャリアの棚卸を行なうことのメリットを見ていくことにしましょう。

自分のアピールポイントや武器となることがハッキリわかる
転職活動では応募書類でも面接でも自己PRを求められる機会が何度もあります。
自分の持っている強みを明確に、そして端的に言い表すことができるかどうかが成功のカギを握っています。
40代の転職希望者の場合、若い世代と内定の座を奪い合わなくてはなりません。
これまで行なってきた職務をただなんとなくPRしていても、強いアピールにはならないため、キャリアの棚卸が必要となります。
キャリアの棚卸でそれまでの職務において何を考え、それに基づいてどう行動してきたかを振り返ることで自分の真因も把握できるため、自己PRも論理的になるのです。

これからの自分の課題がよくわかってくる
これまでの職務を振り返ることで、自分にとって何が不足しているのか?これから成長するためにどのようなことが必要なのか?やるべきことが明確になってきます。
40代の場合、部門長を任せられたり、リーダーシップを求められますが、組織を引っ張るには指示役としてコミュニケーションの力がなくてはなりません。
これまで、一匹オオカミで仕事を行なう機会が多かったり、少ない人数の部下しかいなかった場合、キャリアの棚卸を通じてマネジメント不足を理解できるでしょう。
これにより、自らマネジメントに対しての勉強を行なったり、必要なスキルを身につけたりと、今後の課題も明確になります。

理想像と行動計画を描けるようになる
何事もそうですが目標をしっかりと立て、それに向かって行動し続けることができるかどうかが成否を分けます。
キャリアの棚卸は自分を見つめ直すことで、今後の理想像とそれに向けた行動計画もはっきりわかるようになります。
キャリアの棚卸はこれまで行なってきた職務において、どのような目的で何を考えどう行動し、どんな成果をあげることができたのか?何に気づき、何を学ぶことができたのかをまとめていく作業であり、そこから自分の理想像も明確になります。
理想像がつかめれば、あとはそこに近づくために何をすべきかプランを立てていくことになりますが、目的や行動計画があれば、仕事もより主体的に取り組むことができるため、それまで以上に成果を出しやすくなります。

キャリアの棚卸をすることのメリットを理解できたでしょうか?
キャリアが長ければ長いほど、昔自分が行なった職務に対しての様々なことや気持ちを忘れがちです。
しかし、過去から現在がつくられているように、現在が未来をつくります。
今、自分はどんなことが武器で、今後どんなことにチャレンジしていきたいのかをつかむためにもキャリアの棚卸は必ず行うようにしましょう。

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