今日のひとこと
web面接だなんて、ずいぶん便利な時代になりましたよね。
以前、広告代理店時代、上司だったH氏はイベントの打合せのための電話で業者Aと話していました。
しかし、業者Bに確認しないと話が前に進まないため、業者Aとの電話を一度切ってかけ直そうとしたところ、タイミングよく業者BからHさんに電話が来たのでした。
ここでHさん、何を思ったのか業者Aに「もう面倒だから直接Bさんと話ししてみてよ」と、あろうことか投げやりに受話器と受話器をくっつけだす始末。。。
ちゃんと話ができたかはわかりませんが、当時web会議ができれば簡単だったのにねという話でした。
はじめに
コロナ禍の影響もあり、web面接が多くの企業で採用されています。
私はweb面接を受けたことはありませんが、現在、中途採用試験においてweb面接の採用担当者として出席することはあります。
対面式と異なりweb面接は面接官も転職希望者もお互い上半身しか映らないため、どうしても顔の表情に注目が集まります。
だからこそ最初の挨拶や印象が大切になってきます。

メラビアンの法則をご存じでしょうか?
アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンは「『楽しいね』と言いながら声のトーンは低く、不機嫌な顔をしている」といった言葉と表情、態度が矛盾している状況で人はどのような印象を抱くのか実験しました。

つまり言葉でいくら「楽しい」と言っても、態度や表情がつまらなそうであれば「つまらなそう」だと見た目の印象の方が強く伝わるということです。
これは転職活動でもいっしょ。
転職において経験や人柄など中身はもちろん重要ですが、特に面接においては見た目が非常に重要な要素となります。
最初の挨拶で印象が良いとどうなる?
対面式での面接の場合、面接官も転職希望者も立った状態からスタートしますが、web面接は立ち上がると画面から顔が切れてしまうため、終始座った状態でいるのが基本です。
web面接はまず簡単な自己紹介から求められることが多いのですが、最初の挨拶で印象が決定づけられるため十分注意しましょう。
最初の挨拶で印象が良いと
・会話がはずむ
・説得力があり、面接官も納得する
・活躍してくれそうなイメージ
といった効果をもたらせてくれるため、合格につながりやすくなります。

web面接で印象を良くする方法とは?
面接官を見ない!?
面接官になるとよくわかりますが、大半の転職希望者は話すときに面接官が映っている画面を見て話しています。
「相手を見て話すことは当たり前じゃないか」と思われるかもしれませんが、このとき面接官と目線が合っていないことが印象を悪くしているのです。
対面では目と目を合わせて挨拶するのが基本であるため、web面接でも面接官の目を見ようと画面を見てしまうのです。
web面接の際は画面に目を合わせるのではなく、カメラに目線を合わせるだけでグンと印象が良くなります。ぜひ試してみてください。

カメラ位置のせいで目線が下向きになっていませんか?
web面接の場合、webカメラを使用している人もいますが、ほとんどの人がスマホで済ませているようです。
このとき、スマホをテーブルに置いて角度だけで調整していないでしょうか?
実は面接官からは転職希望者の表情が下から見上げたように映っているのです。
そのため話すときに目線が下がるので、話し方は堂々としていてもどことなく自信がなさそうに見えてしまうのです。
スマホを使用する場合はテーブルから30センチほどの高さに設定するのがよいでしょう。
またwebカメラは座った際に目線より多少下になる高さにするのがポイントです。
さらに、カメラ内蔵のノートPCの場合は下に電話帳や箱などを置いて調整するようにしましょう。

部屋が暗くなっていないか注意しましょう
web面接は転職希望者の自宅で行なわれることが大半です。
その際、面接が日中行なわれる場合はカーテンを開け、太陽光を取り入れるようにしましょう。
しかし、これが逆光になってしまってはかえって逆効果です。
真っ暗に映ってしまっては印象も悪くなってしまうので必ず面接前に確認し、逆光の場合はスタンドライトなど電気をつけて明るさを調整するようにしましょう。

口ごもっていませんか?
面接官は前述の通り、見た目の印象で転職希望者の良し悪しを判断しますが、良い印象を決定づける二番目の情報が耳から入る情報だといわれています。
人は緊張すると「はじめまして」や「こんにちは」が口ごもってしまいがちです。
そんな経験はないでしょうか?
そのため特にはじめの言葉は強くハッキリ言うように注意しましょう。
最近では小声の解消策としてイヤホンマイクを使う人も増えていますので、声の大きさに不安があるという方は利用してみてはいかがでしょうか。
