今日のひとこと
出張で群馬に行った際、取引先からいただいた特産・下仁田ネギ。
夏野菜らしいのですが、鍋に入れるとトロットロで、大きくて食べ応えもあり、「これはいいお土産をいただいた」と喜んでいました。
妻もうれしかったようですが「またもらってきてよ、大仁田ネギ」などと何もなかったかのように言い出す始末。
「電流爆破鍋」とかありえないことを妄想して楽しむわたしでした。
はじめに
マーケティング職募集の面接は、企業によって専門的な質問が出されることもあります。
求人では「未経験可」と謳っていても専門的な質問にうまく答えられず、結果的に採用されないケースもあります。
今回はマーケティング職募集の面接でよくある質問事例をご紹介します。
「どうしてマーケティング職なんですか?」
私は20年以上マーケティング職に携わっていますが、この質問は各企業で必ず受けます。(志望動機を求められ、その中での質問として受ける場合も含めます)
また逆に面接試験官にもなったことがありますが、未経験者には必ずこの質問を出していました。
「マーケティング職」は広告、web、営業のディレクション、データ分析など幅広い領域にまたがる職種で、だからこそ未経験応募のハードルは低いとされています。
そのため、応募者のスキルに甲乙つけがたい場合、本当にマーケティング職として働きたいのか?それ以外でもいいのではないか?といった合否の判断材料としてこの質問がよく出されます。


この質問の対策
実務経験者の場合
継続してマーケティング職を行ないたい理由をエピソードとともに書き出して整理してみましょう。
職種は変えず、働く場(企業)が変わるため、どうしてその会社のマーケティング職を希望するのかといった点もよく考えてみましょう。
未経験者の場合
前職や現職とマーケティング職にはどのような違いがあるのか?
また、現職を辞めてでもマーケティング職を希望するのは、どのような魅力があるからなのか整理してみましょう。
その他
Webマーケティングを希望する場合、なぜ「web」に特化するのかも考える必要があります。
「データ分析から何を生み出したことがありますか?」
これもマーケティング職の実務経験者は必ずといっていいほど聞かれる質問です。
(実績やスキルを問う質問とからめての場合もあります)

この質問の対策
未経験者の場合は何かを分析・考察したことがあればその経験を話し、それもない場合はデータ分析すれば改善できたかもしれない気づきを話してみましょう。
経験者、未経験者を問わず、マーケティング業務は
方針⇒仮説立案⇒分析⇒課題発見⇒改善策立案⇒実施⇒検証
といった流れ行われるため、回答も理論的に答えられるかがカギになります。
「社内やクライアント側と意見に相違が生じたときはどうやって結論付けますか?」
自社のマーケティング職の場合、分析結果から施策立案を行ない経営層や商品開発チーム、営業・販売チームにプレゼンを行なったところ意見が割れてしまったというケースはよくあります。
また広告代理店などのマーケティング職の場合、広告戦略をクライアントに提案したところ意見が二分されてしまったというケースも頻繁に起こります。

この質問の対策
この質問で重要なのはやはり理論的に答えられるかという点と基本的なマーケティング思考を持っているのかという点です。
なぜその施策や企画を立案したのか理論的に答えるのと同時に、誰のためにそれを実施するのかをきちんと説明できるかがカギになります。
「社内の上司や同僚、クライアントの顔を立てるため」といったことも時に大切ですが、そもそも誰を満足させるための施策や規格なのか?この点をブラさずに答えられるかがとても重要になります。
よって広告代理店の場合、エンドユーザーをいかに意識するかが大切です。
「後輩たちにチクチク言われても平気ですか?」
マーケティングは各社から新しいシステムやツールが次から次へと発表されます。
特にwebマーケティングは1年前のツールがもうすでに古いといったことがよく起こります。
社内の新たなマーケティング手法に慣れるまではすべての既存社員が先輩になり得ます。
業務が進めば立場が逆になることもありますが、若手に心ない言葉をかけられる可能性もある職種のため(40代以上の方は特に注意しましょう(笑))、こうした趣旨の質問は少なくありません。

この質問の対策
これまで似たような経験があれば、そのときの気持ちやどのように乗り切ったかを話すと説得力も増します。
マーケティング職に求められるもの
マーケティング職に携わる人の中にはデータ分析の結果こそ重要だと、導き出したデータにドヤ顔する人もいます。
しかし、マーケティングってそもそも何のために行なっているのでしょうか?
転職希望者ではなく、採用担当者になってみるとわかりますが、こうした人たちに多いのが面接での受け答えが完璧なわりに淡泊すぎるということです。
マーケティング分析などは今後どんどんオートメーション化が進むでしょう。だからこそ、重要なのは熱意を持った訴求力や提案力なのではないでしょうか。
わたしもまだまだ未熟ですが、機械的なマーケッターではなく人間味あふれるマーケッターになりたいですし、そんな人といっしょに仕事がしたいです。
