今日の一言
転職内定がもらえない、不合格が続くといったことが起こると、気分も滅入ってしまいます。
しかし、そうした気持ちの落ち込みは、負のスパイラルを生んでしまう原因にもなります。
そんなときほど自分が楽しめ、明るくなれ、ワクワクできるものに没頭し気分転換するのもよいでしょう。
わたしは40代での転職活動時、なかなかうまくいかないときは年甲斐もなく、息子と野球しながらキャッキャキャッキャ言って楽しんでいました。。。
はじめに
転職の内定がもらえないとき、「ひょっとして自分だけがこんなに苦労しているんじゃないの?」と思いがちですが、転職活動を行なう誰もが内定獲得のために苦労しているので、その点は安心しましょう。
しかし、内定がもらえないのは何らかの理由があるからです。
不合格になった後は挽回するために、転職活動のステージに分けてもう一度何が悪かったのか見つめなおしてみましょう。

転職ステージ① ~転職準備~
もう一度自己分析してみよう!
自分はこれまでにどんな職歴があり、何ができてどんな実績を出したのか、それを活かして転職企業にどんな貢献ができるのかを十分考えていないと転職内定は獲得できません。
自己分析が足りないと、その後の転職活動の様々なステージで悪影響を及ぼしてしまいます。
- 応募する企業が、自分のスキルや経験に合わない
- スキルや経験を表す具体的なエピソードを話すことができない
- 論理的に根拠を持った志望動機を話すことができない
そのため、今までの職歴をしっかり振り返り、何ができるのか、具体的なエピソードを交えてまとめましょう。
自分の市場評価をきちんと評価しよう!
例えば自分の実力以上に「年収◯◯○万円欲しい」「〇〇の役職に就きたい」などの目標を持ち、求人を絞って応募していると転職内定がもらえなくなります。
特に、前職で実は実力以上に評価されていたり、高い給与をもらっているとここで現実を突きつけられてしまいます。
自分では実力に自信があったとしても、冷静に客観的に評価して、転職活動を行なうことが大切です。
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転職をポジティブに考えよう!
自己分析やキャリアの棚卸しなどで整理した自分の話をするときに、転職についてネガティブな発言や表現をしてしまうと面接官にマイナス印象を与えてしまいます。
特に退職理由などはネガティブになりがちなので注意が必要です。
×:営業一人ひとりのノルマが大変
◯:チームワークで結果を出す環境の方が自分に向いている
ネガティブに語っていることがあれば、ポジティブな言い方に変えられないか考えてみましょう。
転職ステージ② ~応募~
応募数を増やしてみよう!
応募数が少ないと転職内定はなかなか獲得できません。
未経験の業界に飛び込む場合や40代を過ぎた場合など、他の求職者や若い世代の求職者も多いため、少ない応募数では転職が難しくなってしまいます。
自分の適性や希望に合う企業を絞って応募することももちろん大切ですが、絞りすぎて転職機会を自ら損失してしまうのも問題です。
特に40代以上の場合は希望条件に優先順位をつけつつ、完全にとはいかないまでもおおむね希望に合致する企業は応募したほうがよいでしょう。
自分に合う企業に応募できていない
「応募はなるべくたくさんしてるけど、なかなか内定がもらえない」という人は、自分に合った求人に応募できていないことも考えられます。
そもそも「企業が求める応募条件に合っていない」などの求人に応募してもなかなか内定がもらえないのは当然のことでしょう。
前述の自己分析なども考え、自分に合った求人に応募しましょう。
転職ステージ③ ~書類選考~
企業や職務に合った自己PRを書こう!
職務経歴書には自己PRを書きますが、どの応募先にも同じ内容で書くことは避けましょう。
自己PRが企業の求めるニーズに合致していないと書類選考はパスしにくくなり、仮に合格したとしても面接などでは不合格となるでしょう。
例えば、デスクワーク中心の一般事務職に応募する人が、前職の営業職で鍛えた「体当たりでクライアントにぶつかる度胸」などアピールしても、その職務が求めているニーズに合致せず不合格となってしまいます。
自己PRのまとめかたとしては
・PRタイトル(キャッチフレーズ)
・仕事内容
・実績
・職務から得た自分の強み
・応募企業に貢献できること
などがポイントとなります。
企業や職務に合った志望動機を書こう!
志望動機のピントがズレていたり、入社の熱意が伝わらないと内定獲得は難しくなります。
自己PR同様、志望動機も文章の使いまわしは絶対に避けましょう。
志望動機のまとめ方としては
・応募企業に魅力を感じている理由
・事業や職務に魅力を感じている理由
・応募企業、事業、職務に貢献できる理由
などがポイントになります。
読みやすくわかりやすく丁寧に作成しよう!
内容はどんなにすばらしくても、それを読む採用担当者の気持ちを考えてあげられない書類は不合格になってしまう可能性もあります。
- 文章が読みにくく、わかりづらい
- 手書きの履歴書の字が雑で汚い
このような書類を提出しても魅力が伝わらず、マイナスの影響を与えることもあります。
職務経歴書のまとめ方として
・A4用紙2~3枚程度
・表現はわかりやすく具体的に
・ですます調で統一されている
・「~だが」「しかし~」など、逆説の接続詞を多用しない
などがポイントとなります。
転職ステージ④ ~面接~
基本マナーをしっかり守ろう!
■前日までの準備
・服装マナーは十分か
・持ち物マナーは十分か
■到着から控え室までのマナー
・集合時間の15分前に到着
・受付は面接の5分前
・携帯電話は電源OFF
・応募企業に入る前にコートを脱ぐ
・受付での挨拶は元気よく
・控え室では必ず下座に座って待つ
・控え室で対応していただく社員に礼儀正しく
■入室から着席までのマナー
・ノックは3回
・入室は「失礼します」と答える
・ドアは両手で閉める
・ドアの前で挨拶
・挨拶した後に一礼
・イスの前で再度挨拶と一礼
・「どうぞお座りください」の後に着席
・カバンは足元に、コートがある場合は背もたれに
■面接から面接終了後までのマナー
・面接機会をいただけた御礼
・面接者の目をしっかりと見てハキハキ話す
・面接者の話はしっかりメモを取る
・退席時も面接機会をいただけた御礼
・御礼とともに再度志望意思を伝える
・立ち上がって挨拶と一礼
・別れ際に再度一礼
・コートは退室時には着ない
・当日中に御礼メールを送る
自信をもとう!
なかなか転職内定がもらえないという人にありがちなのが、選考で不合格になりすぎて自信を喪失してしまい、それが面接官に伝わってしまうということです。
これではますます選考にパスしにくくなります。
面接の際は企業に自分を売り込むつもりで、明るく自信満々に振る舞うことを常に意識しましょう。
面接対策・準備はしっかり行なおう!
予想される質問や深掘りされる質問にどう答えるか、考え、言えるようになっていないと面接当日、しどろもどろになってしまいます。
そのため、面接が決まった日から当日までしっかりと対策を練り練習しましょう。
不合格となってしまったら必ず振り返りを行なおう!
不合格になってしまったという事実だけに目を向け、「なぜ不合格になってしまったのか」振り返りが行なわれていないと、同じ失敗をしてしまうことになります。
面接で不合格になった場合は、きちんと面接を振り返り「あの質問にはこう答えるべきだった」と次の選考に活かせるように準備しておきましょう。
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