今日のひとこと
人間の脳や潜在意識は「否定語が理解できない」といわれています。
つまり緊張の場面で「ヤバい、ヤバい、緊張するな」と自分に念じてみても、脳や潜在意識では「緊張」だけが強いメッセージとなってしまうため、かえって逆効果なのだそうです。
こうした場合、「リラックス、リラックス」「落ち着いてるから大丈夫」などと心の中で思った方が効果があるそうです。
はじめに
実はわたし、以前はかなりのあがり症。
大勢の人の前はもちろん、少ない人数であったとしても、初対面かどうかは関係なく、家族友人以外はほぼほぼあがってしまう問題児だったのです。
すぐに赤面してしまい、ひどい時には額から大量の汗。。。
当然面接はチョー苦手だったのです。

しかし、表だけの紙や裏だけの紙はないように、目の前の事象は同じでも、捉え方や考え方によって違う一面もあるということを次第に知っていったのです。
つまり、同じ日時同じ部屋同じ面接官の前で行なわれる面接でも、緊張してしまう考え方もあれば緊張しない考え方もあります。
今回はそんな転職面接で緊張しない人が考えてることに焦点を当てて書いてみたいと思います。
面接前、緊張しないための3つの秘策とは?
面接台本なんて作ってはいけない!
転職面接において「面接官をうならせるようなすごいことを言わなければいけない」「内容も話し方も完ぺきでなければ合格しないのではないか?」と考えてはいないでしょうか?
そしてそんなことを思うがあまり、面接での答え台本を作ってはいませんか?
作った台本をとにかく丸暗記する。
そもそもこれが「一字一句完璧に話さなければいけない」と余計な緊張を作り出してしまうのです。
プレゼンでもそうですが、わたしも話すことに慣れていなかった頃、脚本家か!というくらい台本をよく作って丸暗記していました。
しかし、うまくいくこともあっても、一字一行飛ぶとあとはもう頭真っ白で大パニック!
緊張とあがりで一気に悪い方向へ進んでしまうため、まさにバクチなのです。
それからは話しの流れや構成、要点となるキーワードだけ頭に入れてプレゼンや面接にのぞんだところ、発言の自由度が増しうまくいきました。
わたしはマインドマップを作って流れや要点をまとめていたのですが、これはおすすめです。
自分の強みを盛ってはいけない!
少しでも自分を良く思ってもらおうと、履歴書や職務経歴書、そして面接において自分の強みを盛ってしまう人がいます。
これは面接官になってみるとわかりますが、盛っている人に限ってその盛りに自分がついていけず、緊張自爆の落とし穴にハマります。
ウソをつけば詐称となってしまうため論外ですが、グレーといった盛り方で攻めたとしても、結局は墓穴を掘ってしまうかもしれません。
そして書類と面接で整合性がなくなりだすと、もう見てられないことになったりするわけです。
自分の強みの盛りすぎには注意しましょう。

面接マナーを守りましょう!
服装や身だしなみ、話し方など「少しぐらい人と違った方が覚えてもらえるし個性があっていい」…のかもしれませんが、これは応募する業界によっても面接官の受け取り方が違います。
マズいのはここでも自分がついていけないこと。
つまり無理するがあまり余計な緊張を生むのです。
例えば自分ではネクタイの色でほんの少し個性を出そうと考えていても、面接官も他の求職者もいたって「ふつう」の格好だった場合、「えっ、マジ、意外と普通なの?」とここでも余計な緊張感が増すのです。
転職面接は社会経験のある人が面接されます。
以下の最低限のマナーも守れなければそれだけで減点対象、もしくは不合格になってしまいます。
・遅刻厳禁:面接会場へは10分前到着が目安
・身だしなみ:清潔感のある髪型や服装
・言葉遣い・声の大きさ・声のトーン:質問者の目を見てハキハキ明るい口調で
転職面接で緊張しない人が自然と行なっている3つのこととは?
「そりゃあ、面接でヘマもするでしょうよ」と考えている
面接で緊張しない人は「面接なんだから緊張するのは当たり前でしょ」と思ったうえで割り切って堂々としています。
つまり、「面接で緊張すること」も「うまく答えられなくてヘマすること」もある程度最初から受け入れているということです。
受け入れられず完璧にこなそうと緊張してしまうより、緊張も間違いも受け入れることで堂々としているのと、結果は言わずもがなですよね。
緊張は相手に好印象を与えることを知っている
これも面接官側になるとわかるものですが、求職者の緊張が伝わると「それだけ真剣に熱意を持って面接にのぞんでいる」という印象を受けるものです。
一方、求職者の立場としてもわたしは経験したことがあるのですが、緊張のあまり声がうわずった際に応募企業の社長から「緊張してるの?」と聞かれ、正直に「緊張しています」と自分で認めて受け入れました。
すると不思議と気持ちが楽になり、応募企業の社長もその後丁寧にこちらの話を聞いてくださいました。
緊張感がないと熱意がないと判断されてしまうこともあるため、ある程度の緊張はあった方がむしろよいのかもしれませんね。

面接官に意識が向いている
「この言い方、不快に感じちゃったかな。。。」
「ヤバい、俺、赤面してしまってる!」
こうした緊張やあがりは自分に意識が向いているときに起こります。
この意識を自分ではなく面接官に向けると驚くほど緊張感が和らぎます。
「もっとわかりやすく丁寧に伝えてあげたい」
「面接官にどんなことを話すとにっこり笑ってくれるだろう?」
面接される側にいるだけで緊張してしまうものですが、面接官を面接しているといった意識でいても緊張は和らぎます。
面接での緊張に悩んでいる方は、今どこに意識が向いているかに注意してみてください。

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