今日のひとこと
「尊敬する人物は？」
「愛読書は？」
「最近、どんな本を読みましたか？」
こうした質問は採用面接ではNGだそうで、厚生労働省が就職差別（能力や適性に関係ない）につながるとして、ホームページで注意喚起を行なっています。
ん？ちょっと待って。本当にこれ就職差別になるの？
質問自体が精神的な圧迫を与える恐れがあるとのことなんですが、こうした質問の答えにこそ人間性とか社会適合力って出るんじゃないですかねぇ。
精神的な圧迫というより、堅苦しい質問より楽しくないかなぁ？
とまぁよくわからない世の中ですけど、今回のテーマ、自己分析では趣味や嗜好からも自分を見つめ直した方が絶対大切な価値観に気づけると思います。
ぜひぜひ、プライベートで素の自分も分析してくださいね。
自己分析とは？
転職活動では自己分析が大変重要となります。
書類選考の際の応募書類作成や面接対策でも、自己分析をきちんと行なったかどうかが成否を分けてしまうからです。
ではそもそも自己分析とはいったいどのようなことなのでしょうか？
自己分析はこれまでの自分の経験から現在の自分をつくりあげている思考や価値観、そして強み弱み、得手不得手などをきちんと認識し、今後のあるべき姿を明確にすることを指します。
では、自己分析を行なう目的もより具体的に見ていくことにしましょう。
転職の際の自己分析は何を目的としているのでしょうか？
転職時における自己分析は、応募した企業から内定を得ることを最大の目的としています。
そして、内定を得るためには書類選考や面接といった採用試験に合格しなければなりません。
この合格のカギとなるのが志望動機や退職理由、自己PRです。さらに、40代の転職の場合は他の世代より、論理の一貫性や仕事に対する姿勢などもチェックされるため、採用試験時に問われる内容の質を上げる必要があります。
その質を向上させるための具体策こそが自己分析なのです。
自己分析を行なうと自分自身が明確になるばかりでなく、自分に合う企業もより明確となるため、企業や職種選択にブレがなくなります。
また、それまでの自分が気づかなかったような価値観や強み、弱み、性格などもはっきり理解できるようになるため、面接でも自信をもって受け答えすることが可能になるのです。
では、自己分析に終わりといったゴールはあるのでしょうか？
自己分析はどこまで行なえばよいのでしょうか？
転職時における自己分析は、こんな作業を行なえば終わりといったものはありません。
行なおうと思えばいくらでも深堀りはできますが、これでは自己分析そのものが目的となってしまうため、意味がありません。もう一度、自己分析の目的を確認してみましょう。
自己分析の最大の目的は応募した企業から内定を得ることです。
そして、内定を得るためには志望動機や退職理由、自己PRを明確にさせ、企業や職種選択にもブレをなくさなければなりません。
つまり、このようなことに不明確さがなくなれば、自己分析の終わり、ゴールと見てよいでしょう。
では最後に、自己分析を行なう時期を見ていくことにしましょう。
自己分析はいつ頃から始めたらよいでしょうか？
自己分析は転職活動を具体的に始めてから行なってしまっては遅すぎます。
転職は「もっとこんな仕事がしたい」「もっと収入を増やしたい」といったポジティブな理由から、「人間関係に疲れてしまった」「こんな仕事もうしたくない」といったネガティブな理由まで様々ありますが、転職をおぼろげながらにでも考えるようになったら、まずは自己分析を行なうようにしましょう。
自己分析は早いに越したことがないからです。
自己分析を行ない、価値観や思考、強み弱み、得手不得手といった自分の内面がつかめれば、どんな企業や職種が自分に合っているかわかってくるため、場合によっては転職しない選択こそ正解といったこともあり得ます。
40代の転職希望者の場合、これまでのキャリアから「自分はこの業種、この職種しかできない」と固定概念でものごとを考えがちです。
たしかに社会経験折り返し時に、まったく新たな業種や職種に就くのは勇気がいることなので、よくわかる話です。
しかし、このように転職を通して人生を振り返り将来を考える機会はそうそう多くはありません。
ですので、良い機会なので面倒がらずに自己分析を行なってみましょう。
これまで気づかなかった自分に出会えることができれば、それこそラッキーでしょう。
逆に一時的な感情により転職を考えてしまい、勢い余って次の勤務先から内定を獲得するよりも前に退職してしまっては路頭に迷うことにもつながりかねません。
転職を意識しはじめたら、まずは自分の気持ちや内面をより明確に知るよう分析をきちんと行ないましょう。
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