今日のひとこと
インターネットがまだまだ普及していなかった時代、企業研究は各企業から会社案内を取り寄せて行なうのが一般的でした。
もちろんわたしもその一人でした。
そして企業研究を行なう学生という立場から新卒で入社した会社では、会社案内を制作する立場へとわたしは変わりました。
新人の方が学生の気持ちもわかるだろうといった役員たちの考えもあってのことでしたが、この会社、すさまじいくらい風通しが良く、会社案内制作はわたしら新人のやりたい放題でした。
漫画風に仕立て、「この際だから」と誌面に掲載するためにわだわざ社歌まで制作する始末。
もうしっちゃかめっちゃかでしたが、今振り返るととても楽しい思い出です。

ところで企業研究って何を研究するの?
企業研究は企業の事業内容、社風、規模の他、経営理念や方針などを他社と比較し研究することです。
業界の動向や特色をおさえるのが業界研究ですが、業界研究を踏まえた上でそれぞれの企業の特徴や強みなどをおさえるのが企業研究です。
では、企業研究を行うことでどのようなメリットが得られるのでしょうか?
40代の方々、いっしょに考えてみましょう。

自分の適性に合った企業がわかるようになります
企業研究を行なうにはホームページや口コミサイトを見たり、企業説明会に足を運んだり、会社四季報や転職サイトといった第三者情報を見るなどの方法がありますが、情報から醸し出される社風を知るだけでも、なんとなく自分に合うか合わないかはわかるものです。
それまでラフでカジュアルな業界にいた方が、スーツにネクタイ着用で今でも年齢序列といった企業へ転職するのは、本人の気持ち次第のところはあるものの、相性が合わないかもしれません。

また、自分がこれまで行なってきた職歴、スキルと応募を検討している企業の方向性や職務が合っているのか見極めることもとても重要です。
企業研究をしっかり行なわず、例えばなんとなく福利厚生がよさそうだったから、などといった理由で企業に入社してしまうと、思い描いていたことと違うといったことが起きてしまいます。
特に40代の転職者の場合、この転職で最後となる可能性が高いため、企業研究は事前にしっかりと行なっておくべきでしょう。
志望動機の質が高くなります
40代の転職希望者の場合、20代や30代の若い転職希望者と同じような志望動機では、まず合格できないでしょう。
きちんと企業研究した上で自己分析も行ない、自分の強みやスキルがどんな特色を持つ企業ならマッチするかをしっかり押さえられれば、他の応募者よりも質の高い志望動機を採用担当者に伝えることができるでしょう。
そのためにはどんな点が自分に合っていてどんな点が自分に合わないかを企業研究時から意識しておくとよいでしょう。

入社してからのイメージがハッキリします
その企業に入社するとどのような人生を歩み、どのような生活が待っているのか?
企業研究を行わなければまったくつかめないことかもしれません。
企業情報には将来を占う経営数字や今後のビジョン等が掲載されていることがあります。
今現在、経営状況はどのようになっていて、今後将来的にどのような分野に力を入れようとしているのか?
自分の適職が見つかったとしても、その企業にとっては衰退事業である可能性もあります。
入社してからどのような仕事を行ない、どんな生活になりそうなのか?
企業研究をしながらしっかりイメージしましょう。


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