40代転職希望者でも、採用担当者が思わず採用したくなる人の自己PRの書き方とは?

自己PR

今日のひとこと

マーケッターの方々は自己PR作成が得意な方も多いかもしれません。

しかし、自分とはなんぞや、どんな実績がこれまであったのかをどんどん「拡散」させていくのは比較的簡単ですが、次に行なう、「結果、こんな能力が自分にはある(ありそうだ)」と「収束」させていく作業が案外難しいように思います。

実績から読み取れる共通項とは何か?この視点での自己観察がカギだと思います。

自己PRは「人間味」をどう表現するかが大事

40代の転職の場合、他の若い世代の転職希望者と同じ土俵で戦わなくてはなりません。

実績やスキルにそれほど違いがみられない場合、一般的に企業は若い転職希望者を採用する傾向にあります。

ここでそうならないために差別化したいのが自己PRで、職歴や実績、スキルなどでは書き表すことのできない人間味も伝えることができます。

では、担当者が思わず採用したくなる人の自己PRとは、どのように作られるのでしょうか?

具体的に見ていくことにしましょう。

これまでの仕事での経験や実績をどんどん出していきましょう

自己PRはただやみくもに作成するのではなく、手順を踏んで作っていくものです。

まず、行なうべきことはこれまであなたがしてきた仕事の内容を一つずつ挙げていきましょう。

例えばマーケッター職の場合、「既存顧客へのフォロー企画提案」「新規顧客の開拓策提案」などです。

そして、次にその仕事の成果をまとめていきます。

成果を挙げる際にポイントとなることは、できるだけ数字で表現することです。

上記の例でいえば、「既存顧客への企画提案を行ない続けたことで、流失率が前年比80%を達成した」「毎日3件見込み客へのアプローチ策を実践し、1年間で30件新規顧客の開拓につなげた」などになります。

職務上、定量的な評価が難しい場合は、「なかったことがある状態になった(もしくはその逆)」など、定性的に実績をまとめてみましょう。

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企業が何を求めているのかを把握し、職歴や実績を選びましょう

次に行なうのが応募企業の応募条件、採用したい人物像を把握し、自分の職歴や実績でどれが企業ニーズに合致するのか選んでいきましょう。

例えばこれも先ほどのマーケッター職の事例ですが、「既存顧客への企画提案を行ない続けたことで、流失率が前年比80%を達成した」「毎日3件見込み客へアプローチ策を実践し 、1年間で30件新規顧客の開拓につなげた」といった実績は、マーケッター職種の募集であれば企業ニーズにもマッチし、自己のPRになります。

しかし、これが事務職や技術・開発職の募集の場合、間接的に活かせるスキルや実績はあるかもしれませんが、直接的には企業ニーズに合致しておらず、この時点で採用担当者から不合格の印が押されてしまうことはあきらかです。

このように、列挙した過去の職歴や実績と、応募企業が求める職種に何が合致するのかを丁寧に見ていくことが重要になります。

さらに、応募企業の事業規模や社歴、ビジネスモデルも求める人物像のヒントが隠されているので要注意です。

例えば歴史のある中小企業や大企業であるなら、他部署との連携や外注先へのディレクションが求められると読むことができるため、協調性や指導力をPRできる実績を選びます。

一方、ベンチャー企業であれば守備範囲の広さや主体性などが求められると予測することができるので、多岐に渡り少数で行なった職務経験等をPRします。

選び出した職歴と実績を能力として言い換えてみましょう

これも先の事例で考えてみましょう。

「既存顧客への企画提案を行ない続けたことで、流失率が前年比80%を達成した」という実績なら、「企画提案力が高い」「目標達成意識が高い」「顧客のために考えることができる」などといった能力を言い表すことができます。

また、「毎日3件 アプローチ策を実践し 、1年間で30件新規顧客の開拓につなげた」という実績なら、「フットワークがよい」「継続力がある」「開拓型の企画力がある」といった能力に言い換えることができます。

短い文章で自己PRをまとめてみましょう

自己PRは書類選考の際に使用される履歴書や職務経歴書、そして面接などでも問われる質問の一つですが、書類にせよ面接にせよ、自分のPRをただダラダラ述べていたのでは採用担当者も苦痛に思ってしまいます。

これまでの手順によって導き出された実績を踏まえ、要点をまとめ、文章なら200文字程度でまとめてみましょう。

その際、先に挙げた数字で書き表した実績などは、なるべくそのまま書いたり口頭説明した方が説得力も出るので有効です。

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