今日のひとこと
今回は求人数が多い時期、少ない時期といった「時期」に焦点をあてて説明していますが、おさえておきたいのは転職サイトなどの求人更新日もいっしょ。
例えば
・リクナビネクスト…水・金曜日 更新
・マイナビ転職…火・金曜日 更新
・doda…月・木曜日 更新
など転職サイトの更新日は各サイトで異なります。
更新日は当然、新しい求人が増えますので、必ずチェックしましょう!!
はじめに
転職活動において求人動向を知ることは重要です。
求人が増える時期に活動すれば、良い求人に出会い予想していなかったチャンスをつかむことができるかもしれません。
一方、求人が少ない時期に動いてしまうとライバルとの競い合いになり、なかなか転職に成功できないかもしれません。
本当にそうなのでしょうか?
求人が増える時期と減ってしまう時期、それぞれどのようなことが原因で起きてしまうのか、以下にまとめます。

求人数が増える時期
1月~3月
1年を通じて求人数が最も多くなるのがこの時期です。
年末退社や年度末退社(3月など)の人が多いから
冬のボーナスをもらって退社する人や新年度に変わる年度末に仕事で一区切りつけて退職する人は多いようです。
組織の再編が行なわれるから
3月に人事異動を行なう企業はたくさんあります。
また、組織の再編もあわせて行なうため、ポジションが空いたところに求人が多く出ます。
採用予算を使い切りたいため
年度末までに採用予算をすべて使い切りたいため、求人募集を行なう企業が増えます。
5月中旬~6月
採用計画が整う時期だから
新年度である4月から採用計画が立てられ、計画が整うタイミングがこの時期になるからです。
夏のボーナス後に退社する人が多いから
6~7月にボーナスを支給する企業は多く、もらうための前準備としてこの時期に退職の意向を伝える人が多いためです。
9月入社の人員を確保するため
中途採用試験期間は書類選考から内定までに約3ヶ月かかります。
9月入社の場合、夏前に求人募集を行なう必要があるため、この時期は求人が増えます。
8月中旬~10月
振り返りの時期だから
後半戦を迎えるにあたり、売上目標を達成するために増員を考える企業は増えます。
夏のボーナス後に退社する人が多いから
この時期も夏のボーナス退職者の補填を考える企業が増えます。
秋の人事異動シーズンだから
年度末に続き、この時期も人事異動が増えるシーズンです。
年度末同様、組織を強化するために求人募集する企業は増えます。
求人数が減る時期
年末年始
連休となるため
年末年始は求職者も企業側も休みとなるため、中途採用活動の動きが鈍ります。
しかし、年末年始に帰省し、学生時代の友人たちと会って話をする中で自分自身や仕事のことを考え直し、新年の決意とともに転職を考える人は少なくないようです。
つまりこの時期は求職者と企業側に入社に対する思いのミスマッチが生じます。
ゴールデンウィークやお盆
一般的には求職者も企業側も休みのシーズンとなるため、求人は減ります。
レジャー産業や旅行業、飲食などのサービス業はこの時期は繁忙期となるため、採用活動はそれ以降になります。
求人数が多い時期の方が転職しやすい!?
求人数が多い時期はそれだけ希望の企業と出会うチャンスも増えるため、転職がしやすいのでは?と考えがちです。
しかし、一概にはいえないのです。
企業は「欠員募集」もしくは「増員募集」のほぼどちらかで転職の採用活動を行ないます。
欠員募集の場合はすぐにでも人員を確保しなければ業務に支障をきたすため、求職者の動向に関係なく、例えば大型連休中であったとしても求人募集は行なわれます。
一方、増員募集の場合は急を要する採用ではないため、求職者が動く時期に合わせて募集を行ないます。
つまり企業が転職の採用活動を活発化させる時期というのは求職者が多い時期であり、求職者が多いというのは他のライバルとなる求職者も増えることになるため、増員募集の求人はむしろ転職しづらく、特に40代以上の方々は苦戦も予想されます。

40代の転職希望者が内定合格率を高めるためには?
前述したように増員募集の求人はライバルも多くなり、若い世代と比較もされるため、自己PRやアピールポイントにより一層磨きをかける必要があります。
狙いは欠員募集で、こちらは即戦力が求められるため、実績やスキル、マネジメント経験などを中心にしっかりとアピールしましょう。



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