今日のひとこと
本文でも書きましたがマーケティング職は与えられた情報をもとに、様々な視点から考えられた発想力が求められます。
以前、立川談春さんの『赤めだか』という本を読んだのですが、その本の中で師匠である立川談志が残り物のシチューにいろいろなスパイスを入れ、カレーを作り上げてしまった後、談春に「いいか、落語の修業ってものはこういうことだ」と語りかけるシーンがあります。
これ、マーケティング業務を行なう者にとって、非常に刺さるシーンです。
そして談春はなぜ職業として落語家を選んだのか?勉強になります。
はじめに
わたしは転職を3回していますが、社会人になってから20数年の間ずっとマーケティングに携わっています。
マーケティング職への転職を成功させるにはどのようなポイントがあると思いますか?
今回は実務経験者の場合と未経験者の場合で分けてお伝えします。
同職種からマーケティング職への転職を成功するには?
必須スキルや資格
求人の応募条件に例えば「実務経験3年以上」または応募の背景に「欠員補充」が記載されている場合、マーケティングスキルは必須となります。
広告やマーケティング会社での勤務経験があれば問題ありませんが、一般企業でも販促業務や広告、商品企画に携わった経験があれば、スキルとして評価されるでしょう。
あると評価が上がるスキルや資格
マーケティングの現場は他部門や他社との連携も多いため、現場を指揮する上でマネジメント経験があると評価が上がります。
書類選考や面接ではどんなことをアピールする?
経験者の場合はまず、前職で行なっていた業務内容とその成果を具体例や数字などを用いてわかりやすく説明し、即戦力として活躍できることをアピールしましょう。
同職種の場合、職種に対しての志望動機より応募企業への志望理由を問われます。
また、前職から異業種となった場合その理由も問われるため、事前に話の要点をまとめて書類選考や面接にのぞみましょう。

未経験またはブランクのある人がマーケティング職への転職を成功するには?
あると評価が上がるスキルや資格
マーケティング職は「自社方針からの仮説立案・分析・課題発見・企画・広告立案・検証」など幅広い仕事内容になっています。
そのため、前職までマーケティングの名のつく部署にいなかったとしても、商品企画や広告、広報などの経験があればその経験をアピールしましょう。
また、自分なりの情報収集の仕方や情報のまとめ方、多角的な発想などあれば有利に働くチャンスはあるため、きちんと採用担当者に伝えましょう。
マネジメント経験
前述のとおり、マーケティングの現場は他部門や他社との連携も多いため、現場を指揮できる力が求められます。
チームのリーダーとしてメンバーを成功に導いた経験や管理職としての経験がある人は積極的にアピールしましょう。
コミュニケーション能力
マーケティング職は社内外の様々な人と接する機会が多いため、コミュニケーション能力も求められます。
自分の考えをしっかり伝えることはもちろん、相手の話をきちんと傾聴してあげられるかも重要です。
マネジメント経験のある方の場合、メンバーとどのようにしてコミュニケーションをはかっていたのか、具体例も交えて説明できると説得力が上がります。
書類選考や面接ではどんなことをアピールする?
先にも述べたようにマーケティング職には「自社方針からの仮説立案・分析・課題発見・企画・広告立案・検証」といった仕事内容が含まれます。
過去にマーケティング職に携わっていた、もしくは例えば企画や広告などに携わっていた場合、その仕事内容や成果をできるだけ具体的にアピールしましょう。
また、未経験者もしくはブランクのある人の場合、なぜマーケティング職かといった職種志望理由をまず説明し、次に応募企業の志望理由を述べると説得力が増します。
