転職の応募はしまくるべきか否か?答えは…

応募

今日のひとこと

わたしは年収を上げることを優先的に考え、職種はこれまでと同業種、しかし業種は問わないといった条件で求人を探しました。

しかし、40代での求人探しは四苦八苦。。。

多少条件を緩和し、面接で質問しながらその企業の雰囲気や仕事内容を知るように動いていました。

はじめに

転職の際の応募はいったい何社くらいが平均なのでしょうか?

とにかく応募しまくり、数打ちゃ当たるでは企業研究はもちろんのこと、応募書類作成や面接対策が煩雑になり、面接の日程調整も大変になってしまいます。

そこで今回は複数応募する際の注意点、応募数を増やした方がよい場合とよくない場合を解説していきます。

転職活動で一人が応募する企業数とは?

じっくり時間をかけて企業研究を行ない、自分が納得できる1社に絞って応募したいと思うものですが、書類選考通過率は約3分の1、面接の通過率はさらに少なくなって約2分の1になるといわれています。(40代以上の場合はさらに下がります

つまり、1社のみで内定を獲得できると人は極めて少ないのが現実です。

せっかく1社に絞っても、その企業が不合格になってしまえば、またゼロからすべての準備をやり直す必要があり手間かかります。

そのため、複数の企業に同時応募しておいたほうが安心といえます。

また、複数社受けることで転職活動当初は考えていなかった企業の魅力に気づいたり、転職活動を行なう中で応募書類作成や面接対策にも慣れ、自分を正直にのびのびとアピールできるようになるといったメリットもあるでしょう。

応募数は求職者の考え方や状況によっても違うため、一概に何社がベストとはいえませんが、前述した書類選考通過率や面接通過率を考え、10社程度受けるといった人が多いようです。

転職活動で企業に応募しまくるのはダメ!複数応募の注意点とは?

応募にあたって優先順位を決めましょう!

企業研究を行なうとどの企業にも魅力があり、心が揺れるのもわかりますが、じっくり他社と比較検討を行なうと志望度や熱意に明らかに差が出てきます。

そのため、自分はそもそも何のために転職を志したのか原点に立ち返り、優先順位をつけて、志望度の高い企業から受けるようにしましょう。

過密スケジュールは避けましょう!

応募社数があまりにも多いと面接日程調整が難しくなります。

ましてや在職中の仕事の都合で面接日程を変更してもらう際、基本的には1回までがマナーとなります。

役員面接ともなると、企業側も役員の日程調整を行なわなければならないため、より調整が難しくなります。

他社の面接予定と合わせてあまりにもスケジュールが過密で、何度も何度も面接日程の変更をお願いすると、「志望度が低いのでは?」と採用担当者に思われてしまい不利な立場となるため、ムリなスケジュールは立てないようにしましょう。

しっかりとした転職準備ができる企業数を適正応募数と考えましょう!

応募数を増やし内定確率を上げようと思っても、企業研究や面接対策が中途半端になってしまうような転職活動を行なってしまうと、内定獲得が難しくなってしまいます。

転職活動は時間が限られます。

しっかりとした転職準備ができる企業数を適正応募数と考えるようにしましょう。

応募社数を多くすることをおすすめする場合

どうしても転職失敗は避けたい!

前述のように、書類選考通過率も面接通過率も低いのが転職市場で、40代以上ともなると1、2社受けただけでは内定獲得がかなり難しいといってもよいでしょう。

このような状況の場合、たとえ第一志望の企業が合格しなかったとしても多くの企業に応募することで少しずつ自分の強みをアピールしながら対応できるようになります。

また、応募や選考を重ねていく中で自分では強みだと思っていなかったスキルが、意外と企業から高く評価されることに気づく場合もあります。

年齢が高く、「どうしても転職失敗は避けたい!」という人は無理のない範囲で応募社数を増やすとよいでしょう。

未経験職に挑戦したい!

中途採用試験の場合、基本的に企業ではすでに経験やスキルを持っている即戦力となる人材を採用したいと考えています。

しかし、未経験職応募の場合、いかに前職までの経験が応募職種に活かせるか、ポテンシャルを秘めているかといったことをアピールしなければならないため、経験職種より合格率が下がる可能性が高くなってしまいます。

このような場合は応募社数を多くして、将来性を期待してくれる企業と出会えるチャンスを待つしかありません。

比較・検討しながら転職先を決めたい!

転職先の応募は優先順位をつけながら志望度が高い順に受けた方が無理なく転職活動が行なえますが、面接で様々な企業の話を聞き比較検討しながら転職したい場合は、応募社数を増やした方がよいでしょう。

ただし、これは20代や30代の転職活動ではおすすめですが、40代の場合、比較を行なうにしても最初からある程度応募数は絞れるはずなので、あまりおすすめしません。

転職活動をスピーディーに終わらせたい!

40代以上の人は特に転職活動をダラダラと行なっていると、いつまでたっても終わらなくなってしまいます。

「3か月でゴールする」などの目標を決めて行なうことが大切です。

在職中は転職活動を行なうこと自体が大変ですが、応募社数が少ないと結果待ちの時間にロスが生じ、無駄な時間がかかってしまいます。

短期間でスピーディーに転職活動を終わらせたい場合は、スケジュール調整が困難にならない程度に応募社数を増やすようにしましょう。

応募社数を少なくすることをおすすめする場合

譲れない転職条件がある!

転職は給与、仕事内容、働き方、福利厚生など人によって様々な条件があります。

特に譲れない条件がある場合は、応募社数を少なくすることをおすすめします。(必然的に少なくなるとは思いますが。。。)

応募社数を増やしてしまうと譲れない大切な条件がブレテしまい、転職活動を停滞させてしまう恐れがあるからです。

ただし一方で、譲れない条件があまりにもありすぎて、少しでも条件に合わない場合、応募の選択肢から外してしまうと受ける企業がどんどんなくなってしまいます。

わたしも40歳をすぎて転職したのでわかりますが、譲れない条件を持つことはたしかに大切です。

しかし、40代以上は求人数自体が少ないことも事実です。

少ない求人にも関わらず書類選考通過率や面接通過率は低いのが現実。

自分は何を最優先して得るために転職活動を行なうのか?どこまでなら譲れるのか?明確に決めて応募社を選ぶようにしましょう。

現在と同業種・同職種で転職したい!

現在と同業種・同職種で転職したい場合、自分の職歴やスキルを通じて何をアピールすべきかわかっているはずです。

同業種で同職種の場合、志望動機も業種や職種についての志望はそれほど聞かれず、「なぜ当社なのか?」を深掘りされるため、必然的に応募社数は少なくなるでしょう。

また、同業種や同職種の場合、実際は仕事内容や福利厚生が現在の企業とそれほど変わらないといったこともあるため、事前に応募先のホームページや口コミサイト等で調べておくとよいでしょう。

口コミサイトは掲載社数の多い「転職会議」がおすすめです。

転職会議

在職中の仕事が忙しく、転職活動の時間がない!

仕事をしながらの転職活動は大変です。

自宅に帰った後に企業研究や応募書類の作成、面接対策などを行なわなくてはならず、応募社数が多すぎると1社あたりに十分な準備時間が確保できなくなってしまうからです。

また、平日など勤務時間に面接が予定されている場合は有給休暇や半休を取らねばならず、これが複数回あれば現職の企業にも迷惑をかけてしまいます。

このような場合は応募社数を少なくした方がよいでしょう。

あまりにも応募社数が少ない場合はどうする?

40代以上の場合は特に、実際に求人を探しても応募したいと心から思える企業が少ない、そう感じてしまうこともよくあります。

少しでも転職希望条件に合えば、応募しまくるというのも手ですが、無理やり応募しても意味がありません。

ただし、「この点は希望には合わないけど、この点は自分が理想とする働き方に近い」など、部分的には希望条件に合致する企業や、少し条件を緩和させると応募できる企業は選択肢に入れてもよいでしょう。

求人票といった文面だけではわからないこともあり、面接で質問してみると意外と融通が利く会社だったということもあるため、このような場合は応募してみるとよいでしょう。

転職活動では転職エージェンシーを利用しましょう!

転職活動では書類選考や各段階の面接など、その状況に合わせた対策が必要になります。

そんなときにサポートしてくれるのが転職エージェンシーです。

応募企業の決定後、まずは履歴書や職務経歴書を作成します。

書類を作成するときに重要なことは、応募企業の採用担当者が「会ってみたい」と思ってくれる書き方をしなければいけないということです。

しかし、複数の応募となると応募する企業の数だけ対策を考えなければならず、時間や手間も膨大になってしまいます。

そんなとき転職エージェントを利用することで、より応募企業に適した内容やプラスの印象を与えられる自己PRの仕方などをアドバイスしてくれます。

また、転職エージェントでは、転職希望者に対して面接対策も行っています。

模擬面接などを通して、採用担当者にきちんとアピールできているかどうかをチェックしてくれます。

さらに、服装や声のトーン、見た目の印象などもアドバイスしてもらえるのも嬉しいメリットです。

おすすめする2つの転職エージェンシー

転職サイトの【BIZREACH(ビズリーチ)】

転職サイトとエージェンシーの2つの機能を持っています。

好条件の求人が多く、転職希望者の意識が高いため、企業も積極的に採用を行なっています。

転職エージェントのパソナキャリア

希望条件に合った非公開求人を紹介してくれます。

エリアに分けたプロのキャリアアドバイザーが直接連絡をくれるので、応募企業がどのような雰囲気で何を求めているのかも教えてくれます。

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